本州最北端へ 15日目
むつ市内の公園で起床。今日は約50キロ先の本州最北端、大間を目指す。昨日の気持ちを若干引きづりながらも体はリセットされた気がする。天気も良く元気に出発する。
しかし出発してから10分後坂が連続して続く。昨日調べた道ではそこまでアップダウンはなかった気がする。ふと顔を上げて道路の青看板を見ると
「恐山 14キロ」
どうりで山に向かう道な訳である。もしかしたら日本三大霊山に呼ばれているのかもしれなかったが取り込まれそうなので引き返す。多少イラつきながら予定していたルートに戻る。
やっぱり今日の道はそこまでアップダウンも無く走りやすい道だった。内陸からすぐに海沿いを走る道になりしばらく走ると海の向こうに陸地が見えてきた。北海道である。北海道が見えてきた頃から昨日のモヤモヤがスッキリ消えていった。
「俺あそこに行くんだ」
そう思ったら自然と笑えてきた。楽しくて仕方なかった。まだ見ぬ土地に向かう高揚感が戻ってきた。新しい大陸に向かう冒険家の気分だった。
見えますかね笑
向かう先も本州の北端、同じ道を同じ方向に向かう人はみんながそこを目指している。ライダーさんも車の人もチャリダーも。何か団結感のようなものを感じて一人で嬉しくなった。
それでも大間は簡単にはゴールさせてくれない。逆風である。割と強めの逆風をえっちらおっちら漕いで行く。そしてついに本州最北端、大間崎に到着!
とりあえず一つ目の先端に到着。明日からは新世界北海道編に入ろうと思う。
もちろん大間と言えば
マグロ!!!
深浦町のマグロも美味しかったけど大間の方がウマイ!!深浦町の皆さんごめんなさい!
走行距離 45.9キロ