4287のよろっと自転車日本一周旅

よろっと旅にでようや

おこっぺにいるっぺ 52・53日目

 6月10日、道の駅おこっぺにて起床。またまたまた相変わらずの空模様。そして寒い。最低気温は一桁らしい。最初は一泊の予定だったがこれ以上この空の下走ったら発狂して、叫び回って、全裸でオホーツク海にダイブしそうだったので停滞を決める。危ないところでした。

 

 停滞を決めても興部町には観光名所も見るところも無いので道の駅で読書をする。久しぶりにゆっくり本を読むことができて良かった。それと最近Kindleも導入した。いままでは電子書籍否定派、紙の本原理主義の僕だが、電子書籍も悪くないと思ってきた。何より重くないしオフラインでも読めるのが嬉しい。流石にこれ以上本は積みたくない。

f:id:yotsushu:20190614121112p:image記念すべきKindle第1冊目は荻田泰永さんの『北極男』

 

 夜には電車にもう一人日本一周チャリダーが来る。19歳の堀くんだ。方向が一緒なのでしばらく走ろうと思う。が、明日も停滞する。

 

 6月11日、二度目の道の駅おこっぺでの起床。今日が最後になる。この日は久しぶりに太陽が顔を出して大変過ごしやすい気候になった。午前中はハイエースを改造して日本中を走っているじいちゃんに特製トーストと挽きたてコーヒーをいただき、お話する。その後テントやシュラフなどを天日干しにする。いままでは天気が悪くて出来なかったが、久々に乾かすことが出来た。

 

 午後は興部町内を堀くんと二人でポタリング。特に見所もないがのどかな町を流し見る。一歩町の外に出たらザ・北海道の景色。広い畑に牧場。牛なんて人よりいる。そして、以前紹介したノースプレインファームに向かう。しかし、定休日でした。残念。

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 その後二人で夕食を作って食べ、彼は約10キロ先の温泉に入りに行き、僕は町内の公衆浴場へ。浴場は僕一人でガランとした浴室に自分の呼吸の音と湯船に落ちる水滴の音が響いていた。約40年前に建てられたというこの浴場は壁に絵などはなく、打ちっ放しのコンクリートだった。ひび割れたコンクリや鍾乳石のようになった壁、天井のシミなどが何か遺跡のような雰囲気を醸し出しており、少し厳かな心持ちになった。

f:id:yotsushu:20190614122707j:image写真で見たら汚いだけだな。

 

 風呂から帰ったらすぐに就寝。

 

走行距離 zero