極上のラーメン 78日目
7月7日、道の駅くじ裏手の公園にて起床。しかし生憎の雨。停滞が濃厚だがとりあえず午前は様子見、昼にもう一度検討しようと決めテントに潜り込む。
11時ごろになるとだいぶ雨が小降りになってきたので近くのあまちゃんハウスへ向かう。僕はリアルタイムで見ていたと思うのだが全く話が思い出せない。人物相関図をみて、あーこんな人もいたなー、としか思えなかった。
劇中でも登場したジオラマ
あまちゃんハウスを後にし向かったのはラーメン千草。この店は我が心の師匠、石田ゆうすけさんイチオシのラーメン屋なのだ。しかもだいぶ有名なお店らしい。僕らが入った後も続々とお客さんがやってきてあっという間に満卓になり、並んでるお客さんもいた。そしてついにラーメンが運ばれてくる。
ザ・中華そばのような見た目。まずはスープを一口。その瞬間、ビビッと電流が走ったような衝撃が。口の中一杯に濃厚な鳥の旨味が広がる。滋味溢れる鶏の油も全くくどくなく、スッと消える。それもそのはず、一杯のスープに鶏半羽を使っているらしい。お次は麺。自家製麺らしくスープとの相性が抜群。いくらでも啜れる。チャーシュー(鶏でもチャーシューって言うのかな)も絶品。噛めば噛む程鶏の味が滲み出てくる。その全てが絶妙なバランスの上に成り立っている。正直いままで食べたラーメンの中でトップクラスにうまい。スープの最後の一滴まで飲み干して、しばし呆然。凄いものを食べたという感想しか浮かんでこなかった。
店を出ると雨も止んでいた。そして無性に走りたくなった。テントに戻って急いで撤収し走り出す。ガムシャラに漕ぎ進み国道45号の中で最も難所のなんちゃら峠も越えて道の駅たのはたに到着。
手早く夕飯を済ませてダメージを負った足をケアして就寝。
走行距離 47.7キロ
道の駅くじ→道の駅たのはた