140日目 発祥地巡り
9月7日、白浜の海岸にて起床。しかしテントを撤収した後の眠気には勝てず海岸のベンチで二度寝してしまう。公園のベンチだったため遊具で遊ぶ子供達の声で目がさめる。
親御さんたちと子供達からの視線を集めながら眠たい目をこすり出発。大丈夫、怪しい人じゃないっすよ。
白浜を出て田辺市を抜ける。田辺市には飲みたいクラフトビールがあったのだがまだ朝っぱら。くぅ飲みたかった。再訪を誓おう。
その後も海沿いをひた走る。途中印南町というところで鰹節発祥の地と知る。後で調べたのだが、この印南町で現在の鰹節に近いものが江戸時代に出来たらしく、それ以前にも鰹節はあったらしい。なんとその歴史は縄文時代からあったみたいだ。生活に根付いた鰹節の意外な歴史を知りつつ進む。
次の町、御坊市からは国道42号線を通ると二つ峠を越さなければならない。面倒いなぁと思いつつ御坊市のコンビニで昼飯を食べていると地元のロード乗りの方が話しかけてくれて回避ルートを教えてもらった。このルートだと登りが半分になる。有難や。
教えてもらった道を行くと細い県道を抜け、山の真っ只中に突入。
たしかに想定していたよりも楽な道かつ、いままでとは違った山の面の紀伊半島を知ることができていい道だったと思う。地元のロード乗りの方には感謝だなぁ。
その後みかんで有名な有田市で再び海に出る。
有田みかんは毎年正月にはばばちゃん家でしこたま食べた。なぜかうちは毎年箱買いしてくる。しかも二箱。正月は暇さえあればみかんを食べていた気がする。
そんなみかん畑も見つつ山越え谷越え進む。
たぶんみかん畑でしょう。
有田市の次、海南市で夕暮れを迎える。坂を下りながら夕日がキレイだなーと見ていると何か島のようなものが見えた。慌ててブレーキをかけ広い場所で停車する。見える方角的に考えられるのは四国だ。青森から北海道を見たときのような静かな興奮に体が包まれる。
その後日が暮れてから市街地に降りるとなんと海南市は鈴木姓の発祥の地らしい。
今日は発祥の地をよく見るなぁと思いながら次の街、和歌山市に入ったとこで本日は終了。久しぶりにネットカフェに泊まり思う存分充電する。ここまでギリギリの戦いになったのはちょっと記憶になかった。
走行距離 100キロ
白浜→和歌山市