150日目 歴史を巡る、国道2号
9月17日、快活にて起床。スランプから脱せるかは今日が勝負である。
起床時間は予定ジャスト。この時点で8割勝利が決まったようなものである。朝メシを食べて颯爽と自転車にまたがり、サイクリンググローブをはめて出発する。はずだったのだがグローブが見当たらない。昨日外して干しておいたはずなのに。辺りにも落ちていない。まぁあとで探そうと取りあえず神戸の坂を登って異人館街まで漕いで行く。
坂自体はそこまで大したものでは無かったが自転車が重い。気になったので途中のコンビニで点検する。するとあら不思議、僕の自転車のタイヤがロレックスのようにデコレーションされているではないか。
この謎のエンブレムを外すと、ブシュ〜と空気が一気に抜けた。朝っぱらからパンク修理とは気が滅入る。
パンク修理を終え歩いて異人館街を散策。朝はやいのでどこも開いていない。よって観光客が一切いない。どうせ開いていても入場料を払う余裕がないので一石二鳥である。
まずは一番上から神戸の街を見ようと思い、港みはらし台へ。急な坂道を登り一気に上へ。そこから見える神戸の町並みは格別だった。あたりに誰もいないこともあってか神戸の街を独り占めした気分になった。
その後は各異人館を周り、
チャリの元へ帰還。僕の早朝誰もいない異人館を歩き回ろう作戦成功と勝利宣言。しかし本腰入れて探し始めたグローブが無いことがチラチラ脳裏に浮かぶ。取りあえず今日は軍手で当座をしのぐ。新潟の実家を出てから東京に着くまでグローブ無しで過ごしていたが、一度つけて走るともう離せない存在になっていた。
その後は国道2号線をひたすら走る。途中明石海峡大橋に出会ったが、想像以上の大きさに鳥肌がたった。写真では伝わりきらないが本当にデカかった。いつかは走ってみたい。もちろん車で。
再び西へ。次の目的地は姫路城である。さすがは国宝。遠目からでもその圧倒的な美しさを感じる。近くで見るにはもちろんお金がかかるので遠くから眺めるのみだ。
その後再び2号線に復帰、道の駅相生の向かいにある公園にテントを張る。やっぱりチャリを漕ぐのは楽しいなぁ。
走行距離 90キロ
神戸→姫路城→道の駅相生
