4287のよろっと自転車日本一周旅

よろっと旅にでようや

245日目 上洛

 12月19日、洋上のフェリーで起床。フェリーってなんであんなに楽しいんだろう。普段寝ている地面よりかは幾分か柔らかい床で寝れたためぐっすりだった。

 まだ朝日にオレンジみが残っているうちに神戸港に入港。3ヶ月前に通った道が目の前にあった。それにしても寒い。ある程度予想はしていたがこれほどの気温差があったとは。長袖長ズボン、ゴアテックスのアウターとネックウォーマーは欠かせない。つい数日前は半袖半ズボンだったのに。

 一路東へ向けて走る。3ヶ月前とは逆だ。久しぶりに走る大都会の路を淡々と走っていく。

 兵庫から大阪に入り、数時間後には京都へ。昨日まで宮崎にいて今日には京都に。秀吉もびっくりの取手返しだ。

 京都市街に入って碁盤の目のような道を走っているが、信号が多すぎる。しかも意外と道が狭い。有名な観光地は軒並みパスして今日の内に滋賀の大津まで行こうと思っていた。

 が、確かな情報筋から衝撃の知らせがもたらされる。なんと京都大丸で水曜どうでしょう展が催されているらしい。これは行くしかないと思い、大都会京都の中心部へと荷物満載自転車で乗り込む。

 大丸近くの駐輪場に自転車を止めて、はやる気持ちを抑えながら会場へ。そこには数々の伝説の品が並んでいた。

原付日本列島制覇の際のカブ。

コスタリカケツァール。隣には北欧のムンクさん。

アメリカ横断終盤の衣装。エルヴィスネクタイが微笑んでいる。

対決列島の際に安田さんが読み上げた口上。安田さんはチームびっくり人間の副将として活躍された。

簡易onちゃん。このマスクを被った安田さんは顔までだんだん黄色くなってくる。


カブでベトナム縦断した時の衣装。この旅でどうでしょうはレギュラー放送を終了した。2002年のことである。

とにかく最高だった。テンション爆上がり。

 外へ出てみればすでに真っ暗。はるか西の九州よりも日暮れが早いらしい。すでに進むような明るさではないので京都市内に宿をとる。