4287のよろっと自転車日本一周旅

よろっと旅にでようや

240日目 宮崎in

 12月14日、今日も天気が良い。半袖でも過ごせるくらいだ。今日は今いる串間市から山を越えて日向灘へ。そして日向灘沿いに宮崎市まで北上する予定だ。

 野生の馬が住むという都井岬も行きたかったが色々なところでサボっていたので飛ばした。あと中々しんどそうだったというのもある、、、。

 朝イチの元気で山を越え、日南市へ。

 日南市から海沿いの国道220号線で北上していく。

日向灘は青く、気持ちいい道だった。

 まず立ち寄ったのは鵜戸神宮。古代以来聖地として扱われきた歴史ある神社である。普通神社は本殿に向かうにつれて上るものだが、ここは全国的に珍しい「下り宮」、波打ち際の岩窟まで参道が降っている。

 全国的に割と神社は回っている方だがやはり珍しい。観光客も多かったが、岩窟の中を参拝するという貴重な経験だった。ちなみに広島東洋カープが春季キャンプの際に必勝祈願を行う神社でもある。

 そして本殿の目の前には神聖そうに祀られている奇岩があった。

いや、、これは、、、うーん、、、まぁ、、神聖なものだからね、、、俺は何も言えないけど、、アレだよね、、、。

 自らの心の汚れを自覚しながら鵜戸神宮を後にした。次に向かったのは日本で唯一モアイ像がいるサンメッセ日南だ。渋谷にいるのは「モヤイ」。「モアイ」では無い。(イースター島公認らしい)

 しかし、目の前に来て問題発生。サンメッセ日南に入ってモアイを眺めるには800円という高額な入場料も払わなければならない。モアイを見るためだけに800円、、、。精神の葛藤と闘った結果理性が勝ち、泣く泣くサンメッセ日南を後にした。


さようならモアイ!また来るよ!

 
 再び北上を続け、宮崎市のすぐそばまで来た。ここから国道を外れて謎の道を走る。しかしこの道がよかった。ずっと鬼の洗濯岩と呼ばれる奇岩を眺めつつ、車に悩まされることもなく走れた。途中謎の鉄塔が見えたがあれは何だろう。

 宮崎市には入り、次に訪れたのは青島。ビールが名産でも、湾岸署の刑事で、所轄のくせにエリートの室井さんに突っかかる刑事でも無い。ただ、それがかっこいいんだよな、青島俊作は。なんでもこの島は北半球最大の亜熱帯植物群落で、国の特別天然記念物に指定されている。

 島の中には青島神社があり、この神社は明治時代以前は特別な日以外一般人の立ち入りは禁じられていた聖地である。しかし今では年間を通して立ち入れるようになり、しかも縁結びの神社として一大観光地になっていた。僕が行った時もカップルが多く、場違いな雰囲気を感じたものだ。



 その後は宮崎市街地に入り本日の宿であるネットカフェへ。宮崎の街はやはり田舎で、夜に着いたということもあり真っ暗に見えた。

 今日一日は盛り沢山だった。1日で宮崎が好きになった日だった。