増毛最大の祭り 36日目
5月25日
三つ星のバス停からスタート。始バスが6時なので5時半ごろに漕ぎ出す。早く漕ぎ出すのはもう一つ理由がある。それは今日の目的地、増毛で行われている祭りに出来るだけ早く着きたいからだ。ちなみに「ましけ」と読む。別に薄毛に困っているわけでも、ワンポイント増毛したいわけでも、最近おでこが広くなった気がするわけでもない。本当だ。
増毛までの道中は割と起伏が激しい道程だ。それもそのはず、増毛の手前にある雄冬岬は「陸の孤島」とも言われ、通年で通行可能になったのはつい最近の1999年である。それまでは連絡船が交通の大きな役割を果たしていた。高倉健主演の映画、「駅〜station〜」でもその様子が見られる。そんな厳しい道のため、もちろんアップダウンがある。久しぶりの長時間の坂道との戦いだったため途中何回か休憩を挟みながらゆっくり進んでいく。一本道は山を越えトンネルを進み、うねうねと海沿いを走る。驚いたのがそんな道が軽く渋滞になるくらい交通量が多いことだ。おそらく増毛の祭りに向かう車であろうがどれほどの祭りなのか否が応でも期待が高まる。お陰でトンネルは排ガスがキツかったが。
そんなこんなで途中5キロ近いトンネルを越えついに雄冬岬を越える。日本の土木技術の素晴らしさを最も感じるのはチャリダーだと思う。
ついに増毛に到着。宿までの道は歩行者天国になっており自転車を押して行く。宿に着いて速攻荷物を放り投げて祭りへ行く。
昼からおビール
名物甘エビ丼 他と比べると安い
祭りを堪能した後は宿に戻って他の宿泊者の方々と座談会。特に面白かったのは鼻笛奏者の方。鼻で吹く笛はいままで楽器に縁がなかった僕でも簡単に吹けてとても面白かった。他にも見たことも聞いたことも聞いたこともない楽器も演奏していただき、新しい世界を見た気がした。
走行距離 68.7キロ