89日目 福島突入
ご無沙汰しておりました。四柳です。東京を既に発っております。記事が溜まってしまって申し訳ありません。
7月18日、仙台市内のやすくんの家にて起床。出発に備えて長めの睡眠をとったものの相変わらず眠い。やすくんは朝早くに仕事へ向かう。高校からお世話になっている先輩のスーツ姿、見知らぬ街で一人働く姿に少し感じるものがあった。
そんなこんなで準備を整え出発。ちなみに時刻は11時過ぎ。相変わらず準備が遅い。
しばらくは仙台の街中を走る。交通量も多く走りづらいのでイラつく。都会の街は荷物満載の自転車で走るには適さない。変な目で見られるし。
しばらく走ると景色がガラッと変わる。いままでの日本全国で見られる郊外の姿から田園風景へと変わる。こっちの方が走りやすいし走っていて楽しい。
そしてかるーい峠を一つ越えたら福島県に突入する。江戸時代では奥州街道の難所だったらしいが今ではバンバントラックが通る走りやすい道である。
越えた後しばらく走って道の駅国見に到着。少し休憩していると小雨がぱらつき始める。本当はこの後福島市街を越えた先にある道の駅で泊まる予定だったがこれ以上走るのも面倒なのでここを野営地とする。
道の駅が閉まるまで本を読んだりしながら過ごし、閉まった後は近くのコンビニでお酒を買ってパスタを作って夕飯にする。ちなみに寝るところは
このような貧乏旅人にとって夢のような環境である。このベンチを二つ並べてその上に寝させてもらった。しかし一つだけ難点というか懸念事項があった。それは一人の酔っ払いが違うベンチでひたすら飲んでいたのである。僕が来る前から飲んでいて、翌日僕が出発する時もまだそこにいた。身なりは割りかし整っていてホームレスには見えない。謎の人物である。面白いが多少怖いと思いながら眠った。
走行距離 64.5キロ
仙台市→道の駅くにみ