90日目 4号線をひたすら南下!
7月19日、道の駅くにみにて起床。天気予報では朝から雨だったが起きてみたら快晴。有難いやら騙されたやら。
もう梅雨が明けたのかと思うほど暑い天気である。汗が滝のように流れ落ちる。福島市を抜ける道も基本登り坂。斜度自体は大したことは無いがだらだらと続く長い登り坂に体力を奪われる。
福島市街
そんな時にアサヒビールの工場の横を通る。ついつい生唾を飲んでしまう。ビールは貧乏旅人の僕にとっては高級品。浴びるように飲みたい衝動に駆られる。
そして次の大きな街、郡山市に入る。ここからはクソつまんないが走りやすい国道4号線に別れを告げ海沿いのいわき市に繋がる国道49号線に入る。ちなみに郡山市から49号線を右に曲がれば郷土新潟なので少し気持ちがグラつく。しかし左に曲がり太平洋を目指す。日本海を拝むのはまだ先でいい。
太平洋に出るには山越えをしなくてはならない。郡山市からすぐに登りが始まる。しかし傾斜がそこまでキツくはないのでスイスイ登る。ただ、この日は30度をこす暑い日だったので滝のような汗をかきながら登っていった。
そしていわき市から30キロほど進んだところに道の駅ひらたが現れる。ここには24時間空いている畳敷きの休憩所があるのでここを宿泊地とする。
綺麗な夕焼けを眺めつつ外で夕飯を食べていると猫が寄ってきた。首輪もしてないのでおそらく野良猫だろう。何かあげたいけど何もあげれるものが無い。しかもこの日作ったパスタは人間でも塩分過多になる程味が濃かったので猫にあげれる代物では無い。ごめんなぁ、と謝りながらしばらく構っていると、コイツからは何も得れないと判断したのであろう、猫は闇に消えていき、あとにはひとりの寂しさだけが残った。
就寝。
走行距離 90キロ