119日目 脱・東京
8月17日、約3週間いた東京を出発する日になった。気づけば旅を始めて100日を超えていた。東京ではアルバイト、友人と会う、寝る、食う、そんなことしかしてこなかった。久々に会う割には懐かしさのかけらも感じない奴ばっかりだった。でも、そんな友人達がいる東京はやっぱり楽しかった。
アルバイトは大学入学からずっと続けている焼き鳥屋で働かせていただいた。気づけばキャリア四年目。ベテランの域である。バイト全員が同じ高校という奇妙なバイト先ではあるが、やはり働くのは楽しかった。
バイト先の店長には旅中とは思えないほど美味しいご飯に連れて行ってもらった。お陰で東京いる間に5キロぐらい太ってしまった。意味は違うが幸せ太りである。本当にお世話になりました。このご恩は帰ってきたら必死で働いて返します。
さて、そんな楽しかった東京を後にし再び旅の日々へ戻る。と言っても初日の目的地は平塚。そこに大学の友人の家があるのだ。
3週間お世話になった友人の家で荷物をまとめ自転車に積み込む。大学に入って初めての友人、気づけばずっと一緒にいた。休学して、家を引き払って東京から新潟に帰る時もコイツの家にしばらく世話になった。相変わらず部屋は汚かった。まぁ8割くらい俺のせいだが。それはすまなかった。またしばらく会えないけど元気でな。ほんと世話になった。ありがとう。
そんな友人に見送られ出発する。なんだか新潟出た時よりも寂しい気持ちだ。
都内の大通りを走り、お洒落な二子玉を抜けると神奈川県との県境である多摩川へ。
神奈川の街も東京と変わらないように思える。変わったところといえば道に多少のアップダウンが出てきたことだろうか。
その後もひたすら西へ走る。そして無事、平塚の友人宅に到着する。結構遅刻してしまったことは秘密だ。友人のご両親に迎えられ、シャワーを浴びてさっぱりした後は友人の友達、すなわち知らない人、とサッカー観戦に向かう。
やはりサッカーは面白い。特にスタジアムで観戦するのは格別だ。カードは湘南ベルマーレ対サガン鳥栖。楽しみだったフェルナンドトーレスは出場しなかったがシーソーゲームだったので楽しかった。でもやっぱり心のクラブであるアルビレックス新潟の試合が見たい。あそこまで心震わせるクラブは他にはないだろう。
試合が終わった後は友人宅に帰って海外サッカーを見ながら飲み。サッカーでしあわせな時間が流れていった。
走行距離 58キロ
笹塚→平塚
