4287のよろっと自転車日本一周旅

よろっと旅にでようや

137日目 本州最南端

9月4日、勝浦港にて起床。昨日の夜遅くまで釣りをしていたため寝坊してしまう。釣り人以外誰も来ないような場所だったので迷惑をかけずに済んだが出来るだけ早めに撤収した方がいいだろう。

天気もよく、気持ちのいい日だったので。ついボーッとしてしまう。港を行き交う観光船や漁船を眺めていたらいつのまにか太陽が高く登ってしまった。

とりあえず動こうと思い、昨日行けなかった那智大社へ向かう。日にジリジリ焼かれながら山を登って行く。

しばらく登ると那智大社へとつながる熊野古道の入り口、大門坂に着く。ここからはせっかくなので熊野古道を通っていこうと思う。

石畳の道を歩いていると不思議と落ち着く。周りは大木で囲まれ涼しいし、空気が凛としている。

ここを通って昔から人々は那智大社へ向かっていたのかと考えるとその人らの息遣いすら聞こえそうな静けさだった。

長い坂を登りきり、ついに那智大社へお参りする。隣にはサッカー日本代表のエンブレムにも用いられている八咫烏を祀った神社もあったのでそちらにもお参り。八咫烏神武天皇が東征した際に案内を務めたため旅の神としても有名らしい。これからの旅の安全を祈願していく。

その後は那智の滝を遠くから眺め、その雄大さを感じつつ元来た道を下っていく。

そして再び那智の街まで降りたら南へ向かってまた走る。

途中イルカ漁で有名になった太地町を通り、今日の目的地であった串本町に入る。
道の駅太地

串本町に入ったところには橋杭岩と言われる場所があり、なかなか奇異なところだった。ボコボコ大きな岩が立ち並ぶ姿は何か小惑星のような、地球っぽくない感じがした。

串本町の町を通りすぎ、本州最南端の潮岬を目指す。もちろん岬に向かうにはアップダウンはつきものなのでご多分に漏れずここもそうだった。着いた頃にはもう夕方だったので本州最南端の記念撮影は明日に回し、潮岬にある無料キャンプ場で洗濯と食事を済ませてテントに潜り込む。

ここからの夜が長かった。真夜中になってから大雨と雷がテントを襲う。フライシートに叩きつける雨粒は大きく、そして多かった。どっかで穴を開けてしまった僕のテントはあっという間に浸水してしまう。さらに雷が鳴り響き閃光がテント越しにも見える。さらにここのキャンプ場は半島の先っちょ。逃げられる場所などなく、いつキャンプ場の木に雷が落ちるかビクビクしながら耐えた。

こんな中で呑気に寝られるほど図太くは無かったようで眠れない夜を過ごした。あたりが明るくなってくる頃には雨も雷も落ち着いたのでやっと眠りに落ちた。

走行距離 50キロ

那智勝浦港那智大社→潮岬キャンプ場

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