142〜148日目 ヨツ、大阪にて腑抜けになるの巻
タイトルには腑抜けになると言ったがもともと腑抜けである。
次の日には高校で同じサッカー部だった友人の家に移り二人で飲みまくった。東京に出たサッカー部の奴らは頭がおかしいと言われた。確かに否定できない。関東に出たサッカー部の同期はとんでもなくすごい奴かとんでもないバカか、消息不明に分類できる。もちろん僕はとんでもないバカである。
その次の日には京都の大学に行った高校の陸上部のやつも含めて三人で飲みまくった。3人とも主に体育会の部活にしか友達がいないので卒アルを見て知らない人だらけだった。変な盛り上がり方をしたものである。
他にも道頓堀へ遊びに行ったり、バッティングセンターに行ったりカフェにこもってブログを書いたりしていたが、どうにも動き出せない。ここまで腰が上がらなくなったのは初めてである。
とまぁこんな感じでスランプの様なものに陥っていて割と苦しかった。おそらく大阪という大きな街に着いたことで近距離の目標を失い、さらにチャリを漕ぐのが日常になり、非日常である一つところに定住し腰を据えることがたまらなく欲しくなったのであろう。
もちろんチャリ旅はキツイ。どれだけ子供の頃からの憧れでも、どれだけ日数を重ねてもキツイものはキツイ。しかし、この大阪の日々は楽だ。肉体的にキツイものはない。だが、楽な日々はどんなに長い坂よりもキツイ時がある。真綿で首を絞められる様な、じわじわとした怖さがあり、精神的にキツイ。坂の様に終わりが決まってるものではなく、自分自身との対話によってのみ解決するものだからだ。それが簡単にできたら人間苦労はしない。
グタグタと長ったらしく駄文をぶちまけたが、要はタイトルにあるように、大阪にて腑抜けになった日々である。お粗末。
