190日目 福岡事変
10月26日、小倉にて起床。今日福岡市に北海道、三陸と長い間一緒に走った堀くんが来るので出発。こういう外的要因があるときは強い。
小倉から出るとすぐに八幡製鉄所が見えた。
掲げられた1901は八幡製鉄所が出来た年らしい。そんなに前からあったのか。富国強兵、殖産興業のシンボルに出会えて光栄だった。
その先は割とゆるくアップダウンが続く。痛めていた左膝がまた痛み出す。これじゃ休んでた意味ないやん。
左膝を庇いながら何とか福岡市に到着。博多駅で堀くんを待っていると話しかけてくれる人が。彼も自転車で旅をしたことがあるらしく話が弾む。今夜彼と飲むことが決定。こういう出会いは本当に有難い。
その後無事に堀くんと合流。なんと他にも二人のチャリダーが。総勢四人の荷物フル満載浮浪者チャリダーが博多のキラキラした街を一列になって走る姿は間違いなく異様な景色だっただろう。
地下の自転車置き場に止めて街を四人で散策。博多は駐輪場が多くて有難い。しかもそのほとんどが地下にあるので放置自転車がほとんどない。しかも安い。ぜひ東京も見習ってほしい。
天神駅前に移動し四人で屋台を満喫する。
その後僕と堀くんは引き続き屋台で。あとの二人、せいやさんとちゃびさんは写真を撮りに行った。
次に行った屋台は僕が東京でお世話になっている方のお知り合いの店だった。周りの屋台よりもちょっとオシャレでほとんど満席、大人気店だった。そこになんとか二人で滑り込み、別れたあとのお互いの旅の話や、気持ちの面について久々に語り合った。
その時隣で飲んでいた方が自転車旅行に興味があったらしくそのお連れさんと合わせて四人でまた語り合う。なんとその方が僕ら二人の分を奢ってくれた。博多の人は優しいなぁ。
その後はさっき博多駅前で出会った方とその友達と合流。その友達もバイクで日本一周した筋金入りのライダーだったのでこれまた面白い会になった。
何軒行ったかも覚えてなければ、何を食べて何を飲んだのかも覚えていない。ただ、楽しかったという思いだけが残った。
その人のお宅にお邪魔して期せずして布団で眠る。ありがとうございました。
走行距離 50キロ
小倉→博多