169日目 絶景＝キツイ
10月6日、道の駅にて起床。夜中に中で何か作業をしていてあまり熟睡出来なかったが進む。
この日の道のりは山の連続であったので少し早めに出発する。
朝一で今日一番の高さの峠、七子峠を越える。頂上付近になぜか鶏と猫がいたのが不思議である。こういう風に走っているとたまに不思議なことが起こるのも面白い。
その後も降っては登り、降っては登りを繰り返しながら進んでいく。退屈だが平均速度が上がる直線的な道と比べ、起伏に富み、登りで平均速度がガクッと落ち、肉体的にもキツイが景色的な面白さがある山道の方が走っていて楽しい。まぁ限度もあるが。
もう山々や田んぼは秋の装いだが、気温は夏のように高かった。そんな中だと綺麗な小川や透き通った海に大分助けられる。この辺りは砂浜のところも多く、そんなところにはサーファーの姿が多く見られた。
そして昼過ぎに四万十市の黒潮町に着く。昼頃に着くように計算していたのだ。なぜならこの街に『水曜どうでしょう』ファンおなじみのうどん屋、いろりやがあるからである。四国に入った時から楽しみだった。
出てきてうどんはもちろん美味かったが、それ以上に驚いたのが卵かけご飯である。土佐ジローという地鶏の有精卵を使っておりその旨味の強さにまず面食らい、さらにいろりやの特製だし醤油がそれを何倍にも増幅させていた。旅を終えて帰ってからやることリストにこのだし醤油を取り寄せることが追加された時だった。
帰り際に洋ちゃん、リーダー、シゲのサインにもテンションが上がり、お腹一杯、心も一杯だった。
店を出て、となりにあったコンビニのベンチでしばらく休んでいるといつのまにか寝てしまっていた。起きると日が傾き始めていたので急いで走り出す。その後も同じような美しい海を眺めながら目的地である土佐清水市に到着。公園にテントを張り、銭湯に行って、スーパーで食材を買い、就寝。それにしてもこの銭湯、大分昔からあるらしく入口上の掛けられた入湯料は四銭だった。
走行距離 110キロ
道の駅須崎→土佐清水市鹿島公園
