159日目 絶景しかない島の片鱗
「ミスター！急がねえと絶景しかない島に連れて行かれるんだぞ！」ー大泉洋 水曜どうでしょう原付東日本制覇より 1999年放送 HTB
9月26日、道の駅公方の郷にて起床。というより起床させられた。犬の吠える声で起こされてしまった。時刻は5時前。まぁその時間に起きれたおかげで最高の朝焼けを見ることができたので許してやろう。
その後二度寝し、日が高くなってから出発する。朝はだいぶ冷え込むようになってきた。季節の移り変わりを実感する。急がないとヤバイかも。
今まではほとんど平らな道だったが今日からは山道に入る。しかしいつもよりも距離が短いため、そして温泉が待ってるので元気よく走る。
朝のうちはまだ田んぼ。野焼きの臭いが充満する中進む。
そして段々と山道に入っていく。山の中で見つけた看板に面白いものがあった。
なんとも限定された標識である。でもその標識通り、歩いているお遍路さんを多く見た。この先の薬王寺、そして室戸岬の最御崎寺に行くにはこのルートが一番いいのだろう。
その後、一つ目の山を越えて道の駅日和佐で休憩。目の前が八十八ヶ所の薬王寺なのでちょっと見る。
いつかお遍路してみたいと思う。
道の駅日和佐には足湯があるのでそこでしばらくゆっくり。あー極楽気分。急ぐ気が削がれる。最初から急いでないけど。
足湯から出た後、元日本一周チャリダーのお遍路さんと談笑し出発。再びの山道。登り切って下りに入ると一気に景色が良くなる。
カーブを曲がるたびに美しい山々が目に飛び込んでくる。そして僕はその度に背筋がゾクゾクし鳥肌がたち、頭の後ろが痺れる。これはいい道に会った時の僕のシグナルである。こういう道に会った時自転車を漕いでて幸せだなと思う。
そして目的地である海陽町へ入る。この街は僕の大学の友達が訪れたことがあるらしくオススメされた定食屋さんへ行く。
どんだけ皿あるんだ。しかもご飯はいくらでも盛ってくれた。刺身はカンパチとカツオとタコ。どれもうまさがギュッと凝縮されていた。これで900円。うーむ、安い。ナスもイカのサラダも味噌汁もうまかった。教えてくれてありがとう、ショアコンさん。
その後数キロ先の道の駅宍喰温泉に到着。待ちに待った念願の風呂！ふやけるまでゆっくり入った。風呂から見える海が素晴らしい。雲がなかったら夕焼けが見えたであろう。
この道の駅では野宿が完全厳禁なので裏の公園へ。草の手入れがされてなくてサバンナのようになっていたが東屋にテントを張る。虫の大合唱の中就寝。今日の山道でもサブイボ絶景が広がっていたがこれから四国はどんな絶景を見せてくれるのだろう。大泉先生のお言葉に期待が募る。まぁ彼はぼやきとして言っているのだが。
走行距離 70キロ
道の駅公方の郷→道の駅宍喰温泉→サバンナ公園
