221日目 Yes,We can.
11月26日、長崎のネットカフェから出発。もう少し色々見てみたかったのだが待ち人がいるため出る。入り組んだ細い路地、和、洋、中の建物が混じった独特な街、狭い道を走っていく路面電車。そのどれもが僕の好みにドストライクだった。
長崎市から出るためにはまず坂を越えなくてはならない。というか長崎はそこらじゅう坂だらけ。走る距離は50キロ程度だが今日も過酷な日になりそう。
と元気がなかった僕の前に坂を登る一台の自転車が。しかも荷物フル満載。こりゃ同族だと思って近寄って話しかける。ブロンドの髪、高い鼻。そう、彼はチャリダーと言う意味では同族だが、ゲルマン民族だった。
日本語ペラペラの彼はフランスから来たジョー。久々にペアランがスタート。
チャリ乗ってたら民族の違いなんて関係ねぇ、さぁ行こうぜジョー!と先頭立って意気揚々と飛び出したはいいが登り坂では完璧ジョーの方が速い。離されまいと僕も全力で漕ぐ。負けられねぇ、舐められたら終わりだ、大和魂見せてやらぁ!!その一心で回転数を上げる。
まぁそんな事を思ったり思わなかったりしながら走っているとあっという間に目的地であり待ち人との合流場所、小浜温泉に到着。そこかしこから湯気が上がる方温泉情緒溢れる街だ。
ここで日本一の長さの足湯があったのでジョーと二人ふやけるまで入る。やっぱりホットスプリングが万国共通で気持ちいいものだよな。
暗くなってきた5時ごろに僕の待ち人である横石よーだいが到着。彼は歩いて宗谷岬から与那国島まで行く変態だ。ちなみに同じ大学の友人でもある。
三人仲良く町の公衆浴場へ行って汗を流した後はリンガーハットでちゃんぽん三昧。これで僕は2日連続のちゃんぽんだ。
その後は近くの公園で酒盛りタイム。英語、日本語ミックスの会話で大分突っ込んだところまで語り合った。外国人から見る日本ってそういう感じなのか、とまたひとつ勉強。
走行距離 50キロ
長崎→小浜温泉